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超詳細!渋谷区の「箱根二の平渋谷荘」宿泊レポート
注目スポット

2025年7月、渋谷区の区民保養所「箱根二の平渋谷荘」がとうとうリニューアルオープンしました!
今回、かなり長いこと閉館していたこともあり、「何がどう変わったの!?」と区民のみなさんもかなり気になっていることと思います。

奇跡的にリニューアルオープン直後の7月上旬に予約が取れた我が家。
これは、ぜひレポートしなくては!と気合十分で乗り込みました!

そして実際に泊まってみて知ったことをどこよりも詳細にお伝えしますので、これら泊まる方・気になっているという方はぜひご参考になさってください。
※ただ、あくまでここは区民が格安で利用できる保養所。もちろんサービス等に不足はありませんでしたが、高級旅館並みのサービスが提供されるわけではないので、「ここは注意!」という部分もあえて記載しています。

エントランス

すっきりおしゃれな玄関を入ると、広々と明るいロビーがお出迎え。ロビーの外にはこれもかなり広いテラスがあり、箱根の山々を一望。座り心地の良い椅子やテーブルも設置されているのでのんびりくつろげます。

チェックインはあらかじめweb上で必要情報を入力しているので、QRコードをかざすだけで完了。鍵はカードではなく通常の鍵を2つもらえました。館内の説明を受けた後、夕食・朝食の時間を決めます。夕食は17:30/18:00/18:30から、朝食は7:30/8:00/8:30から選びます。我々が宿に到着したのは16:00過ぎでしたが、どの時間帯でも自由に選べました。

ロビーのラウンジは、一流ホテルや旅館と同様に喫茶室を兼ねており、お茶やスイーツ、アルコールも注文できます。
7月初旬はロビーに七夕の笹が飾ってあり、自由に短冊を書いて飾ることができるようになっていました。その短冊も単なる色紙ではなく、ちょっと気の利いた短冊でした。

浴衣はセルフサービスで、ロビーカウンター近くの棚から自分で取っていくスタイル。おそらくリニューアル前の浴衣と同じです。使えるものは使う。非常にサステナブル。大人は小・中・大・特大、子どもは小と中サイズがありました。ちなみに帯・丹前は客室内にあります。

【ココ注意!】

  • 駐車場は完備されているものの、混雑時には不足することも。

スタッフの方が常に外にいるわけではないので、来館時に空きスペースがなかった場合は、中のスタッフさんに声をかけ、駐車場所を指示してもらってください。

館内

館内のところどころにシブヤフォントの作品が使われているというのは、以前から宣伝されていましたが、実際に見ると本当に可愛く、シンプルな空間に良いアクセントになっていました。

館内はメインのA棟から、B棟・C棟と繋がっています。我が家はC棟の客室でしたが、B棟からC棟への連絡通路は3、4段程度の段差がありますので、注意が必要です。また、途中エレベーターに乗る必要があったりと、大浴場や食堂のあるA棟へのアクセスが少々悪いのですが、その分値段がお安くなっています。
(ちなみにB棟1階に大浴場へつながる通路があるので、そちらを利用すれば多少ショートカットになりますが、外を通るので雨天時は閉鎖されます)

客室

我が家が選んだのは二段ベッドのお部屋。部屋に入った途端にドーンと大きいベッドがお出迎えし、5歳娘はテンション爆上がり!!こちらのお部屋の定員は4名ですが、我が家は3人のため、上段に2人、下段1人分の布団が用意してありました。下段の空いたスペースはソファのようになっていて、良い感じにくつろげます。
部屋の中には小さめの丸テーブルが1つ、椅子が1脚。室内の備品は以下の通り。

【室内備品】
・一般的な旅館サイズの冷蔵庫(中は空っぽ・冷凍庫なし)
・電気ケトル
・マグカップ、グラス、アイスバケツ、ティーバッグ(緑茶・紅茶)
・室内ばきスリッパ、館内用バッグ、丹前
・ドライヤー
・バスタオル・フェイスタオル(二の平荘のロゴ入り。水色・黄色・ピンクの3色ありました)
・歯ブラシ・歯磨き粉・うがい用コップ
・金庫(ダイヤル式)

【ココ注意!】

  • 2段ベッドの上段は小さい子が落下する可能性が大いにあります。
  • 部屋の鍵はオートロックではありません。お部屋を出たときは鍵をかける必要があります。
  • 子ども用のスリッパ・歯ブラシはありませんでした。
大浴場・湯上がりラウンジ

※この記事は女性が書いているので女湯のレポートになります。
脱衣所の扉を開けた途端にヒノキの良い香りがして、一気にリラックスモード。下駄箱には名前シールとペンが置いてあり、スリッパに目印がつけられるようになっていました。
中の棚には、籠とその下にダイヤル式の貴重品入れがそれぞれついていて、スマホやカギなど小さくて薄いものなら入れられます。
ただ、ひとつひとつの棚は狭めなので、みなさん1人で2個くらい使っていました。
ドライヤーは3台、「KINUJYO」のものでテンション上がります!アメニティは化粧水・乳液・フェイス&ハンドソープ、綿棒がありました。
トイレ・ベビーベッド・常温と冷水が出るウォーターサーバも完備されています。

浴室内は程よい広さで、洗い場が10箇所設置してあり、それぞれシャンプー・コンディショナー・ボディソープが置いてありました。フェイス&ハンドソープとクレンジングオイルは全ての洗い場ではなく、ところどころ置いてある感じでした。(ちなみにアメニティは全てkoseの「NATURE&CO」のもの。オシャレなパッケージでした)
内湯の広さも十分。寝転がれるスペースもありました。お湯の温度は41.5度くらい。子どもは少し熱がっていました。
露天風呂も4、5人くらいは余裕で入れる広さで、お湯も内湯より少し低く子どもも入りやすい温度でした。
目の前には緑が広がり、マイナスイオンを浴びてさらにリラックス。

大浴場前の「湯上がりラウンジ」には、ソファと本格的なマッサージチェアが2台設置されています。こちらのマッサージチェアはなんと無料!!それゆえになかなか空いていませんが、24時間利用できるので、深夜は狙い目かもしれません。

また、湯上がりラウンジの一角がパーテーションで区切られ、卓球台が1台設置されています。こちらも無料ですが、予約制のようです。

【ココ注意!】

  • コットン・ブラシは設置されていません。
  • 夜の露天風呂には蛾などの虫が集まります。
  • 大浴場内に子ども用の椅子や石鹸等は置いてありませんでした。(言えば貸してもらえるのかもしれません)
サウナ

サウナはC棟の1階にあり、大浴場とは離れています。脱衣所には大浴場と同じアメニティが設置されていました。今回はタイミングが合わず利用はしなかったのですが、中を覗いてみたところ、サウナは5〜6人くらいは一度に入れそうな広さでした。水風呂もなかなか大きい。外気浴スペースには椅子が2脚あり、目の前には緑が広がっていて気持ちよさそうでした。

【ココ注意!】

  • サウナの利用時間は夜は21時まで、朝は8時からです。
食堂・食事

食堂はA棟の2階にあり、2箇所に分かれていました。
食事のクオリティーはリニューアル前と変わらず、高級旅館並のクオリティ!ちゃんとお品書きもあります。ご飯は卓上で炊き上げるシステムですが、旅館でよくある卓上で火を入れる鍋物や焼き物、途中で運ばれてくる温かい料理などはありません。(オプションでつけている方はチラホラいました)しかしボリュームは十分、おなかいっぱいになりました。
今回は5歳娘も子ども用の料理を取ったのですが、こちらもお刺身から天ぷら、唐揚げ・ソーセージ・焼き鮭と幕の内弁当のよう。凄いボリュームでしたが、美味しかったようでほぼ完食しました。

朝食は和食・洋食から選びます。どちらも素晴らしいボリュームとクオリティ。洋食は食パン・ロールパン・クロワッサンから好きなものを好きなだけ選べ、おかわりもできます。しかし、ちゃんとお品書きまで用意されていた和食を選択される方が圧倒的に多かったです。
飲み物コーナーには、牛乳(静岡県丹那牛乳)をはじめ、オレンジジュース・リンゴジュース・グリーンスムージまで!もちろんコーヒーや紅茶も。
ちなみに朝食は子どもも大人と同じメニューでした。

また、当日9:30までに申し込みをすれば、昼食もこちらの食堂で食べられます。メニューは、うな重2,800円/海鮮丼・かつ重/アジフライ午前1,500円/天ぷらそば(うどん)・カツカレー1,200円/そば・うどん700円など。(お子様メニューはなし)

その他施設

※各施設の稼働時間・料金などは写真をご参照ください

・お土産コーナー:ロビーの隣にちょっとしたお土産コーナーがあります。センスの良いお土産や富士屋ホテルのカレーなども置いてありました。

・カラオケルーム:普通のカラオケボックスのようなお部屋が3つありました。予約制です。

・キッズスペース:広いお部屋にマットが敷いてあります。おもちゃや絵本などは置いてありません。(今後設置される予定かも)

・ワーキングスペース:C棟3階の廊下にワーキングスペースが設置されています。コンセント・USB差し込み口のついた長机と椅子が4脚設置されています。パーテーションなどはないので、ちょっと後ろを通る人が気になるかもしれません。

その他に会議室・麻雀室などもあります。

その他サービス

・大浴場やサウナ以外にもウォーターサーバが所々設置されています。

・氷の機械もA棟に一箇所、C棟に一箇所ありました。

・自販機は、ソフトドリンク、アルコール両方ありました。ソフトドリンクは伊藤園とコカコーラ社のもの。麦茶のペットボトルは150円。ブラックコーヒーは160円でした。アルコールはサッポロで、サッポロ生250円・角ハイボール220円・シン・レモンサワー180円・ミックスナッツ300円。

・宿泊した日はオープン記念でどら焼きをプレゼントしてもらえました。

・夜間は警備員さんが館内を巡回してくれています。

どこもかしこも新しく、おしゃれな空間で最高の2日間を過ごせました!
キッズスペースが期待外れだったので、「子どもが飽きてしまわないかな…」と心配でしたが、館内が良い意味で迷路みたいになっているので、探検して表示版に書かれている渋谷区内の町名を探したり、部屋の2段ベッドを登ったり降りたりしているうちに時間が過ぎていました。
全体的に子ども向けのサービスがまだ少し不足しているかな、という気がしましたが、これから期待したいと思います。
何といっても、「え?星○リゾート?」と見紛うばかりの旅館に一人6000円以下で泊まれてしまうという贅沢を前に、ちょっとした不満はどこかへ吹き飛んでしまいます。(お部屋や人数によっては料金は違います)

ちなみに我が家は1日目に小涌谷のユネッサンで遊んだりロープウエーに乗って大涌谷を観光し、2日目は小田原のかまぼこの里でワークショップをしたり、お土産を買ったりしました。どちらも二の平荘からアクセス抜群なので、おすすめです!涼しい季節は、徒歩で行ける箱根彫刻の森美術館もおすすめです。

箱根に上質な別荘を持っているような感覚になれる二の平渋谷荘。またすぐにでも行きたいところですが、次はいつ当選することやら…くじけずに抽選に応募し続けたいと思います。

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